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Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第20回 24-70mm

 そのレンズは、報道記者の常識でした。

 「オールインワン」の高倍率を使っていた頃、両端の幅が狭く、則ち恐ろしく倍率が低く、しかも非常に値段の高いズームレンズがありました。高倍率は、普通AFセンサーが働くギリギリのf/5.6かf/6.3、それに対しそのレンズはf/2.8と、約2段のアドバンテージがあり、それで値段が高いのは納得しましたが、自分の使うレンズでは無いと、その当時は思っていました。

 確かに、並みのデジ一では、高倍率か高性能か、区別はあまりつかないもので、「小型、軽量」をモットーとする私は、興味も持たずにいました。

 しかし、状況が変わったのは、フルサイズの高画素機を購入したこと。「高画素には、『大三元』」とも書かれ、高性能レンズを、試したくなりました。

 そして、実際手にすると、コーティングのナノクリもあり、高倍率では不可思議なゴーストやフレアが入るシーンでも、全く支障光線は入らず、威力を感じました。さらに、画像も、自分の写真では無いほど写り方が変わってきました。正直、これ以上はf/1.4固定焦点のみ、と思う位の画像でした。

 他日、イベント時に、報道記者が来ていて、「C社でない」カメラを使っていましたが、レンズは全く同じ、このレンズはプロユースでもあるのだと思いました。

 実際、設計段階では、もっと幅の広いズームにすることも可能であったであろうところ、得られる結果がメーカーの規格に合わず、結果カットして、この低倍率をつくっているのだ、ということも分かり、ますますプロユースのレンズです。

 また、存在感も一流で、高倍率にも負けないほどの大きさになっています。正直、レンズメーカーT社なら、もっと短く軽量に設計するでしょうし、増してレンズメーカーS社なら、躯体並みにもっと両端を広げているでしょう。

 そんな、プロユースのこのレンズも、現在の最新設計では手ブレ防止も入り、更に進化しています。間もなく同形の生産も終了するでしょうが、古いカメラにも対応する、信頼性の高いこのレンズを、プロのように普段使いには出来ませんが、「ここぞ」というところで使っていきたいと思います。

 それでは、次回をお楽しみに。