Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第17回 60mm

 それは、世代が変わった現在も、販売されているレンズです。

 MF時代は、55ミリとして販売されていた、いわゆるマイクロレンズ。専用の接写リングを使うと、最大等倍まで接写が出来、花や昆虫などの撮影に使用されました。実は、その初期の接写リングまで手に入れ、現在ご満悦です。

 脱線しましたが、AF化されるときに、焦点距離は60ミリに変更となりましたが、接写リングが不要となり、光学系も含めモデルチェンジされました。その、外部駆動のAFレンズです。

 焦点距離からも、標準の50ミリに近く、「準標準」「標準マイクロ」などと呼ばれ、通常撮影から接写までこなせるレンズで、またアクセサリーをつけるとフィルムのコピーも出来るレンズとして、使用されてきました。残念ながら鉄道ではそのような使用法は無いので、標準の代わりに使用する程度で、縁の薄いレンズではあります。

 現在は、さらに設計を一新したAF-Sレンズとなり、デジタル対応コーティングがなされ、デジ一に対応したものとなっていますが、それでも現在まで併売され、一定の需要があると思われます。

 やはり、接写用レンズは、「正確に写す」が一番求められることであり、それは105ミリや200ミリでも守られてきたことです。200ミリはともかく、105ミリもMF、AF、デジタルでそれぞれ改設計されており、それぞれの「正確」を描いています。先回のT社の90ミリもそう、レンズメーカー各社も設計が百花繚乱ですが、守るべき一線は守っています。

 「接写」では、鉄道模型ジオラマしか撮るものが思いつきませんが、「準標準」なら、形式記録など、使い道はありそうです。超広角同様の頻度のような気もしますが、他人と違う写真を撮るには、同じ機材では撮れません。「今まで無かった写真」を撮るのには、意味がある気がします。デジタル対応コーティングはありませんが、それもまた「味」なのでしょう。クラシックレンズを使う、私もまた「レンズ沼」に入りつつあるようです。

 それでは、次回をお楽しみに。