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Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第14回 12-24mm

レンズ

 そのレンズは、純正の規格では、多分出せないのでしょう。

 EFマウントには、フルサイズ用11ミリがあるとのことで、純正でレンズメーカーを上回るレンズを造りました(勿論、値段も相当でしょう)が、Fマウント純正フルサイズ用では14-24ミリf/2.8が最大、次いで16-35ミリf/4で、それ以上はレンズメーカー製となります。

 その代表例が12-24ミリf/4.5-5.6で、現行レンズは設計を改めた二代目になっています。レンズメーカーS社製で、その広角の割りには小さく収まっています。

 鉄ちゃんにしては広角好きなど、私はほとんど変人ですが、実は常にメインのカメラバッグに入っている一本で、博物館などの、狭い場所に押し込められた車両の全景を撮ったりするのには、これ以上は無い一本です。そのため、作例も多くあります。

 代表的なのは「転車台」で、これは、14ミリか12ミリでなければ普通は収まらず、遠く離れると訳が分からなくなり、結果使っています。ただ、正円形の筈が、偏心楕円になってしまうのは、ご愛嬌です。

 しかし、持参する機会が多いだけにトラブルも多く、バッグ内で前玉が外れて分解したことが2回、また京都鉄道博物館ではポケットから1メートル落下し、コンクリートの床に当たり大きな音を立て、レンズの事故喪失第1号となりかけましたが、打ち所が良かったのか、フードとキャップでショックを吸収したらしく、無傷で、故障もなく、現在に至ります。正に強運の一本で、縁起を担ぎたい位です。

 それもあって、勿論所持する2代目(Ⅱ)は、予備役で、あまり使っていません。事故喪失してからでも、遅くはないからです。

 光学性能は、フィルム時代の規格のものと割り切っていますので、フレア、ゴーストがバリバリでも、高倍率並みと割り切っています。レンズのコーティングも、やはり少し古いもので、ナノクリと比較するのは酷です。

 f/5.6か6.3位で、この焦点域をズームで出せば、ちょっと高くても、買う人はいそうですが、バカ売れする焦点距離でもなく、技術的満足以外では、あまり意味の無いものなのか。Fマウントでは、純正14ミリ、レンズメーカーT社は15ミリ、同じくK社は16ミリで止まっています。また、得られる画像も、メーカー規格に収まらない物なのでしょう。純正で出ないので、レンズメーカーが出す。分かりやすい構図です。

 因みに、現在は、その上位バージョン、12-24mmf/4が出たとのことで、現在手に入れる算段をしています。画像のバージョンアップを期待しますが、こちらは現物があるわけでもなく、机上の空論も無意味と思うので、また、そのうちに。

 それでは、次回をお楽しみに。