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Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第11回 70-300mm

 それは、初めての望遠レンズでした。

 今のように、高倍率ズームが一般的ではなかった頃、300ミリは、手の届かない距離でした。プロ用の300ミリf/2.8、一般的な300ミリf/4はありましたが、そこまで届くズームは、f/5.6レベルでもなかなか開発されませんでした。

 そこに、70-300ミリが、f/5.6-6.3という明るさながら開発され、早速飛びついたものです。当時の高倍率の上限は200ミリ、以遠をカバーするレンズとして、迷いはありませんでした。

 その後、デジタルでAPS-Cサイズ用18-200ミリを手に入れ、その補助にもそれを持っていったものです。フルサイズ450ミリ相当、効果は絶大でした。

 同様のレンズは、いわゆるサードパーティーでも製造され、同じメーカーでも何種類もラインナップがあるレンズとなりました。純正でも、今はモーターと手ブレ防止が入るようになり、進化が続いています。

 しかし、今は高倍率でも300ミリが入る時代、それに対して光学的メリットが大きいとも思われず、値の張るものの70-200ミリ、80-400ミリもあるため、余裕がある人はそちらを使用し、以前と比べ使う人が減っています。私も、持参する機会が減り、乾燥庫で出番を待つことが増えています。今では、500ミリもズームレンズの範疇に含まれ、300ミリのズームに新鮮味が減っているのも事実です。そんな中、やはり埋没しつつある、という感じがします。設計そのものより、位置づけの問題と思います。

 昔の思いもあり、また今更手放しても厳しい査定となることが分かることもあり、処分することは無いでしょう。高性能低倍率ズームの補助として、再び役に立つときは、来るのか?それまで、しばらくお休みということのようです。

 それでは、次回をお楽しみに。