Tetsu Photography

鉄道とカメラの四方山話

第6回 1/3の神話

 私が、20代後半で鉄道写真を撮るようになってから、最初10年あまりは、駄作を連発しました。多くの人が、その頃には既にあったであろう方法論も、何も無く、ただやみくもに撮っているだけであったからです。「日の丸構図」も当たり前、顔が中心に来てしまっていたり、今思い返すと、見るに堪えない酷い写真の連続でした。

 最初にやったことは、「反対ホームから撮る。」です。そうすることによって、足回りが写るので、車両全体の姿を捉えることが出来ます。「JR全車両ハンドブック」から得た教訓です。

 そんな中、雑誌で「いまさら聞けない鉄道写真の撮り方」という特集がありました。そこで、注目したのは、「横3分の1を中心とすると良い。」とのことです。

 単純なことです、そうすると、正面1/4、横3/4の直方体が、ちょうど満遍なく写せる定理です。編成が長くなれば正面の比率が下がるので、それは更に調節すれば良いのです。

 「鉄道写真の撮り方」という本を、何冊も読みましたが、プロもつい正面に引きずられることがあるとのことです。そこで、「側面1/3」を気をつければ、少しはその対策にもなってきます。

 止まっていれば、どうとでも撮り直しが効きますが、電車は止まっていません。だから難しいのですが、プロも指摘します、電車は必ず線路の上を走るので、方法はある、とのことです。手前1線分空けるとか、ピントは基本置きピンでとか、ライブビューでピントを合わせるとか、まあ、使えるものは全部使え、ということです。折角そういう機能が装備されているのに、使わないのは勿体ない。だったら使いましょう、ということです。

 2003年春にデジ一を初めて手にして、もう14年近くになりますが、まだ全部は使いこなしていないなあ、と思います。狼よ、その正体を見せてくれ!

 それでは、次回をお楽しみに。